燕は「6、7回の投手」、オリは「吉田正の前後」 専門家が挙げる日本Sのキーマン
オリックスは過去の日本シリーズでヤクルトと3度対戦し全て敗退
打撃に関しては3冠王の村上宗隆、オスナ、サンタナとポイントゲッターが揃うヤクルトが優勢。オリックスもCSファイナルステージで杉本裕太郎が4試合で打率.385、1本塁打5打点と復調の気配を見せたが「本当に完全復活なのかどうか。今季は好不調の波が激しかった。オリックスは吉田正の前後を打つ打者の状態次第。中川圭、杉本、西野らが吉田正にランナーを返す仕事をさせることができるかでしょう」と語る。
オリックスは過去の日本シリーズでヤクルトと3度対戦(1978、1995、2021年)し、全て敗退。現役時代、昨年と涙をのんだ中嶋監督は“4度目の正直”で悲願の日本一を手にしたいところだ。
「昨年に続き面白い試合になると思います。試合の中で大きく動くのはオリックス。意表を突いた作戦など、中嶋監督の采配にも注目です。今年も予想は難しいですが、継投策を考えると4勝3敗でヤクルトを推します」
シーズンを通して好勝負を演じてきた、高津ヤクルトと中嶋オリックス。2022年の野球界を締めくくる、頂上決戦に注目が集まる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)