オリックスは「引きずる必要ない」 勝利目前の痛恨引き分けも専門家が期待する理由

オリックス・中嶋聡監督【写真:宮脇広久】
オリックス・中嶋聡監督【写真:宮脇広久】

3点リードの9回に阿部が痛恨の同点3ランを浴びる

「SMBC日本シリーズ2022」は23日、神宮球場で第2戦が行われ、オリックスは5時間を超える死闘も延長12回、3-3でヤクルトに引き分けた。勝利目前の9回に手痛い同点3ランを浴びたが、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「引きずる必要はない」と、試合を振り返った。

 昨年から続く死闘は簡単には終わらなかった。オリックスは3点リードの9回に阿部をマウンドに送ったが、無死一、二塁のピンチを招くと代打・内山壮に同点3ランを浴びた。先発の山崎福が緩急を使った投球で4回無失点、その後も150キロ超えの強力リリーフ陣が無得点に抑えるなど、8回まで完璧な試合運びだった。

 延長戦に入っても10回は1死一、二塁、11回は1死二塁、12回も2死二塁。再三、勝ち越しのチャンスを作ったものの、あと1本が出なかった。初戦はエース・山本で落としているだけに、何としても1勝1敗のタイに持ち込みたかった。

 それでも、新井氏は「負けていればショックは大きいが、今日の試合はまだ新たに戦えると思う内容。このまま引きずるような引き分けじゃない」と、オリックス側のダメージは少ないと見ている。

神宮での2戦は1敗1分けも「本拠地での3試合で2勝1敗でも五分になる。望みを繋げられる」

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