ダルビッシュ「試合つくることはできた」 パドレス敗退も「いいことが沢山あった年」

フィリーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
フィリーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

フィリーズが13年ぶり8度目のリーグ優勝を決めた

■フィリーズ 4ー3 パドレス(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間24日・フィラデルフィア)

 パドレスのダルビッシュ有投手が23日(日本時間24日)、フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発。6回0/3を4安打2失点で勝利投手の権利を手に降板したが、チームは8回に逆転を許してフィリーズに13年ぶり8度目のリーグ優勝を許した。雨が降りマウンドはぬかるむ悪コンディションだったが「でも試合をつくることはできたので、そこはよかったかなと思います」と振り返った。

 ポストシーズン3勝目は目前だった。3回2死一塁からホスキンスに左中間2ランを浴びて先制を許し、米スポーツ局「ESPNスタッツ&インフォ」のツイッターによると、ポストシーズン10試合連続被弾はMLB史上最長記録となった。しかしその後は粘投。味方打線が6回に逆転に成功し、直後の7回無死二塁でマウンドを降りた。2番手スアレスはピンチを脱出したが、回跨ぎとなった8回にハーパーに決勝2ランを浴びた。

 試合終了の瞬間の気持ちについて「普通に“終わったな、今年は”という感じでした」と淡々と話した右腕だが、今季はシーズンで30試合に登板して16勝を挙げ、ポストシーズンでもフル回転した。「早かったですね、凄く。自分のやることにとにかく集中していて、もう野球だけって感じだったので、その中でこのチームの中で色んな人間関係ができたりとか、凄くいい友達がたくさんできたりとか、色んないいことがたくさんあった年だったと思います」と得たものは大きかったようだ。

 決して前評判が高くない中で、メッツとドジャースを撃破してリーグ優勝決定シリーズまでたどり着いた。「強いチームに対して勝てたので、24年ぶりもありますし、何よりも選手とか球団が自信が付いたんじゃないかなと思います」とうなずくと「シーズン後半、あまりトレーニングをしっかりできなかったりとかそういうところもあったので、ちょっとだけ休んで、またトレーニングをしっかり始めて、来年またいい状況で帰ってこられるようにしたいと思います」と早くも来季を見据えた。

(Full-Count編集部)

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