パドレスの“元NPB助っ人トリオ”解体か 元虎スアレスは「7.4億円契約は回避確実」
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元虎ジョンソンは今オフFA、元鷹マルティネス&元虎スアレスもFA可能性
パドレスの“元NPBで助っ人トリオ”が解体の危機となっている。元阪神のピアース・ジョンソンが今オフにFAとなり、元ソフトバンクのニック・マルティネスと元阪神のロベルト・スアレスも来季契約を破棄してFAとなる可能性が出ているという。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は伝えている。
32歳のマルティネスは今季47試合登板して4勝4敗8セーブ、防御率3.47。来季は4年契約の2年目。来季年俸は650万ドル(約9億6300万円)となっているが、契約を破棄できる権利を持っており、記事では「マルティネスはFAを選ぶ可能性が高い」と言及した。理由は起用法。シーズン序盤に10先発したが、6月中旬から救援に回った。「今季はスイングマンを務めたが、先発としての機会を最優先事項に挙げる可能性がある」と指摘されている。
31歳のスアレスは今季45試合登板して5勝1敗1セーブ、防御率2.27を記録。「制球は不安定だったが、90マイル後半(約153キロ~159キロ)の直球を誇り、シーズン終盤にはメルビン監督が最も信頼するリリーフになった」と評価した。2023年は年俸500万ドル(約7億4000万円)で自身が行使権を持っている。「500万ドルの契約を回避することは確実。100万ドル(約1億4900万円)のバイアウトでFAになることを好むだろう」と言及した。
89勝73敗の地区2位で進出したポストシーズンでは、地区シリーズで宿敵・ドジャースを撃破。フィリーズとのリーグ優勝決定シリーズで敗退したものの、元NPB助っ人の躍動ぶりが光った。AJ・プレラーGMの手腕が試される。
(Full-Count編集部)
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