大谷翔平の今オフ放出は「完全に除外できない」 長期契約の“課題”をMLB公式が指摘

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

MLB公式は球団売却の時期が大谷翔平との契約にも影響すると指摘

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは今季73勝89敗と低迷し、8年連続でプレーオフ進出を逃した。MLB公式サイトはエンゼルスの“5つの課題”を紹介。来オフにFAとなる大谷翔平投手については今オフのトレードの可能性を「除外できない」とし、契約延長には“新オーナー”の早期決定も重要になると指摘している。

 MLB公式があげた1つ目の課題は球団売却がなされるまでにどれくらいの時間がかかるか。アート・モレノオーナーは8月下旬に球団売却を検討していると発表したが、問題はどれくらい時間がかかるかで、フィル・ネビン監督が単年契約を結んだことが「球団の不透明さを証明している」と記事は解説する。最近は入札を検討する買い手がニュースになっておらず、来年開幕までに「このプロセスはおそらく完了しないだろう」と予測した。

 2つ目はこれが大谷との契約にどんな契約を及ぼすかをあげている。エンゼルスと来季1年3000万ドル(約43億7500万円)の契約を結び、来オフにFAとなる予定の大谷。予想されるオーナーの交代は「エンゼルスとの再契約に響く可能性がある」と主張する。今オフにトレードされる可能性は低いが「完全には除外できない」とも。エンゼルスの希望は「新オーナーが球団の未来をオオタニに伝え、契約延長締結に至るための十分な時間があることだ」と述べている。

 3つ目はコーチについて。ジェレミー・リード打撃コーチとジョン・マリー打撃コーチ補佐が退任したが「その他のコーチの去就も不透明だ」と説明。マイク・ガイエゴ三塁コーチの配転も噂され、他のコーチの変更も「可能性がまだある」と述べている。

 4つ目は補強。「野手の層が薄かった」とし、二遊間と外野手の補強が予想されると指摘。アンソニー・レンドンが相次ぐ怪我に見舞われていることやジャレッド・ウォルシュが打撃不振だったことから「一、三塁も補強に動くかもしれない」と予測する。ただ、予想されるオーナー変更により、大型契約に動けるか短期契約に留まらざるをえないかは「不透明だ」とも述べている。

 5つ目は投手陣の整備。今夏のトレード期限前に先発のノア・シンダーガードと抑えのライゼル・イグレシアスを放出し、マイケル・ローレンゼンは今オフにFAとなる。そのため「ブルペンと、先発を最低1人補強することは必須だ」としている。

(Full-Count編集部)

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