大谷翔平の加入で「課題が解消」 Bジェイズ地元メディアが薦める“狂気のトレード”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

今季24発のビシェットと32登板の菊池雄星を交換要員にあげている

 今季92勝70敗でア・リーグ東地区2位となるも、ワイルドカード(WC)シリーズでマリナーズに屈したブルージェイズ。チームの課題解消へ、地元メディア「ヤフースポーツ・カナダ」はエンゼルス大谷翔平投手のトレードでの獲得を進言した。交換相手に挙げているのは今季189安打&24本塁打をマークしたボー・ビシェット内野手と菊池雄星投手。1年しか保有できない大谷に対して、4年間保有できる24歳のビシェットを放出することは「大きなリスク」としつつ、大谷は「ブルージェイズ最大の課題である先発と左打者を一気に埋めることができる」と主張している。

「ヤフースポーツ・カナダ」のイーサン・ディアマンダス記者は「ボー・ビシェットやブラディミール・ゲレーロJr.を放出することは狂気だ。現実的ではないが、私は軽率な理論を考えることが好きだ」として大胆トレード案を3つ提示。ターゲットの1人が大谷で、交換要員に24歳の若きスター、ビシェットと今季32登板(20先発)の菊池をの名前を挙げた。

 記事は「この取引はブルージェイズにとって、大きなリスクだ。ブルージェイズは野球界で最も才能がある選手(大谷)を1年間保有する為に、4年間保有できて全盛期のビシェットを差し出すことになる。その価値があるだろうか?」とし、「エンゼルスがユウセイ・キクチの契約を負担できることになれば、トレードは少しだけ理解しやすくなる。ビシェットの加入は、エンゼルスにとっても再建に突入するのを避けるためのインセンティブになる」と指摘する。ビシェット今季159試合で打率.290をマークした遊撃手。年俸調停権を有し、FAになるのは2026年オフだ。

 さらに「二刀流の大谷はロースター1枠しか使わない。ブルージェイズの最大の課題である先発と左打者を一気に埋めることができる」と説明する。確かにブルージェイズはゲレーロJr.、スプリンガー、ビシェット、ヘルナンデスら強打の右打者が並ぶが、左打者は手薄。大谷が加われば、先発投手の補強にもなる。記事はまた「二刀流の天才日本人を取引することになればメジャーの歴史上、オフシーズンに起きた最も魅力的なトレードの1つになるだろう」とも述べている。

(Full-Count編集部)

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