オリックスが常勝軍団になるための「懸念事項」 ここ10年振り回された“当たり外れ”

助っ人野手の当たり外れがシーズンを左右する?
ここ10年をみても、オリックスは助っ人野手に泣かされている印象だ。2012年~2013年まで在籍した李大浩こそ、2年間で計285試合に出場し48本塁打182打点をマークしたが、その他では2014年に在籍したペーニャの32本塁打が最多。昨季まで2年間在籍したジョーンズはメジャーでの経験を惜しみなくチームに伝えたが、2年で計16本塁打と満足いく成績を残せていない。
今季はバレラ、ラベロ、途中加入したマッカーシーの3人体制で挑んだが、マッカーシーの59試合4本塁打が最多と寂しい結果に。日本シリーズ前に全員が帰国し、チームは純国産打線で挑む形になった。
外国人の当たりはずれはシーズンが始まらないと判断できないが「球団もそのあたりは力を入れてくるはず。今年の外国人はどちらかというとアベレージタイプ。パ・リーグはDH制もあるので長打だけに振り切って獲りにいってもいいかもしれない」と野口氏。
今オフはFA権を保有する西武の森友哉、日本ハムの近藤健介にも注視している。今年以上に打線に厚みが加われば常勝軍団への道も遠くない。日本一球団が迎えるストーブリーグにも注目が集まる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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