元巨人エースが明かすWBC奮闘記「苦労しました」 来春の侍J入りを望む変則投手は?

始球式に登場した西武・内海哲也【写真:中戸川知世】
始球式に登場した西武・内海哲也【写真:中戸川知世】

西武・内海コーチは2009、2013年とWBC2大会連続出場

 野球日本代表「侍ジャパン」は6日、東京ドームで巨人との強化試合を行い、今季限りで現役引退した西武・内海哲也投手が始球式を行った。巨人時代にバッテリーを組んだ阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが捕手役を務め、“黄金バッテリー”が再現された。侍ジャパンのユニホームに袖を通し、「重いですね。ジャパン時代はそんなに活躍できなかったですけど、経験は確実に生きているので。着てみると重みを感じます」と語った。

 内海は2009、2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦。2011年から2年連続で最多勝。巨人のエースとして代表入りしたが、2大会とも思うような結果を出せなかった。異国での悩みがあったという。「アメリカに行った時に食事は結構、僕は苦労しました。お米がなかったのでパンしか食べなかった。ちょっと苦労したなというのは覚えています」。来春の侍メンバーにとっては貴重な助言となりそうだ。

 引退後は西武の2軍投手コーチを務める。来年3月のWBCに臨む、現役選手にアドバイスするとすれば……。「僕はやっていないですし、アドバイスをできるようなことはしてないですけど、今日先発の與座(西武)は外国人選手からしたら打ちにくい投手かもしれない。なんとか本戦に残ってほしいなと個人的に思っています」と後押しした。

 米国代表はエンゼルスのトラウトを中心に豪華メンバーが集結。各国とも多くのメジャーリーガーが参戦する。「メジャーの選手がいっぱい出るかもしれないと聞いています。いよいよガチンコ勝負になるのかなと。個人的にはすごく楽しみにしています」と心待ちにしていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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