33億円を拒否→5倍超の169億円すら「大きく上回る」 14勝左腕の価値“急騰”
ジャイアンツの左腕ロドン、条件満たして来季の契約破棄
ジャイアンツの29歳左腕カルロス・ロドン投手が来季、当初の5倍超にものぼる大型契約を手にしようとしている。2年契約の最終年となる2023年は年俸2250万ドル(約33億円)だが、今季の成績を受けてオプトアウト(契約破棄)。2021年まで所属したホワイトソックスの地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」は、1億1500万ドル(約169億円)すら上回る複数年契約が待っていると伝えている。
ロドンは昨季13勝を挙げ、今季はジャイアンツと2年契約。新天地でも頼もしいマウンドを見せ、31試合登板で14勝はいずれも自己最多。防御率2.88の安定感を見せた。今季は年俸2150万ドル(約31億円)で、来季は年俸2250万ドルの契約だが、110イニングを投げれば来季の契約を破棄できる条項も。今季は178イニングで、条件を軽々クリアした。
同メディアは、ロドンが結ぶことになる契約の“基準額”を推察。昨オフにマリナーズと5年1億1500万ドルの契約を結んだロビー・レイや、5年1億1000万ドル(約161億円)でブルージェイズ入りしたケビン・ガウスマンのケースを具体例に挙げた。
さらに「ロドンは代理人がスコット・ボラスで、今年はロックアウトの心配もないので、この2人の金額は大きく上回るだろう」と、豪腕代理人の存在などが追い風になるとの見方も。見事成り上がりの切符を手にしたロドン。今オフの大型契約に注目が集まる。
(Full-Count編集部)