大谷翔平との契約延長はどうなる? 代理人が“今後”に言及「噂があれこれ出ていた」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

球団売却も影響する大谷の2023年以降…バレロ氏「新しいオーナーを待つ」

 エンゼルス・大谷翔平投手の代理人を務めるネズ・バレロ氏が8日(日本時間9日)、日本メディアらの取材に応じ、球団との契約について言及した。現状は2023年の1年契約となっており、契約延長が今後の焦点にもなってきそうだが「そのことについては、我々はこれまであまり考えたことがない。1年契約のことに集中していたので。今は1年契約で問題ないと思っている」との見方を示した。

 シーズン中から注目を集めていた大谷の去就。10月にはエンゼルスと年俸3000万ドル(約43億円)の1年契約に合意した。さらに11月7日(同8日)には、球団のペリー・ミナシアンGMが「オオタニは特別な選手だ。動かすことはない。開幕戦は我々と一緒だ。我々の目標は彼を長期保有することだ」と、今オフのトレードを否定。それを受け、バレロ氏は「噂があれこれ出ていたから(ミナシアンGMが)メディアに言ってくれて良かった。これで先に進む」と歓迎した。

 実際に契約延長についての具体的な話があったかを問われると「それはプライベートな内容。この業界に入ってから一貫して、私はそういう類のことは明かさない方針だし、ショウヘイもそれについては全面的に賛成している」と明言を拒否。今後、球団は売却のプロセスを進めていくだけに「新しいオーナーグループを待つ。(買収に興味があると連絡してきたのが)誰かは分からないが、それは我々の問題ではない」と語った。

「みんな勝ちたい。ショウヘイだけではない。私だってエンゼルスに勝ってほしい」とバレロ氏が言うように、大谷が重要視しているひとつが“チームの勝利”。ひとまず来季の開幕はエンゼルスのユニホームを着てグラウンドに立つことになったが、去就問題はしばらくくすぶり続けそうだ。

(Full-Count編集部)

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