村上宗隆、56号出ず「打席に立つ恐怖感あった」 60打席足踏みした“苦悩”吐露

都内の日本記者クラブで会見を開いたヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】
都内の日本記者クラブで会見を開いたヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】

最終戦で56号「踏ん張って踏ん張って、試合に出続けた結果」

 ヤクルトの村上宗隆内野手が14日、都内の日本記者クラブで会見し、今季日本人シーズン最多となる56本塁打を放つまで実に60打席足踏みした苦しみについて「苦しみながらももがき続け、野球のこと考え続け、調子が良くないとわかりながら打席に立つ恐怖感もあった」と語った。

 9月13日の巨人戦(神宮)で王貞治氏に並ぶ日本人最多の55号を放ち、残り試合を考えても十分可能だと思われていた記録の更新。ただ、誰もが予想しなかった急ブレーキに見舞われた。多くの視線が注がれる中、最終戦に待望の56号が飛び出した。

 村上は、人知れず苦悩を抱えていた日々を吐露。「55本を打ってから、最後に56本打って終わりましたけど、踏ん張って踏ん張って、試合に出続けた結果が56本だと思っています」と強調。最後に待っていた記録樹立は「自分へのご褒美だったと思います」と穏やかな表情を浮かべた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY