松田宣浩は「挨拶ひとつしなかった。羨ましい選手」 原監督が入団会見で語った“魅力”

入団会見に臨んだ巨人・松田宣浩(左)と原辰徳監督【写真:荒川祐史】
入団会見に臨んだ巨人・松田宣浩(左)と原辰徳監督【写真:荒川祐史】

会見の最後に“熱男ポーズ”披露、原監督「俺も練習しておこう」

 今季限りでソフトバンクを退団し、巨人に入団することが決まった松田宣浩内野手が15日、都内のホテルで入団会見を行った。秋季キャンプ中の宮崎県から駆け付け同席した原辰徳監督は、松田とともに“熱男ポーズ”も決め「敵陣にいながら眩しく見えていた」などと松田の魅力を語った。

 2005年度大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団した松田は、ホークス不動の三塁手として、ゴールデングラブ賞を8度、ベストナインを1度獲得するなど輝かしい経歴を誇り、7度の日本シリーズ制覇を経験した。原監督は印象について「みんなに愛され、ガッツはまぶしい。日本シリーズでは苦い思いさせられた。昨今、選手、監督、挨拶を敵にする。オールスターもたびたびあって、彼は僕に挨拶ひとつしなかった。それを私はその姿に非常に羨ましい選手と感じていた」と明かした。

 交渉解禁時にすぐに話をしたそうで「話したことない選手だけど僕の中では親しみのある選手。レギュラーを狙ってくれと」と思いが伝わりうれしそうな様子。「チームを大事にし、野球人として研ぎ澄まされたものと戦いながら、技術以外でも大きく期待する」「松田選手は誰も立ち入ることのできない聖域。そういう選手はいそうでいない。敵陣にいながら眩しく見えていた」と語った。

 背番号「23」のユニホームを松田に着させた後、原監督はカメラマンのリクエストに応えてともに“熱男”ポーズを決めた。「俺も練習しておこう」とにこやかに笑った。ただ、パフォーマンスに期待するのではなく、獲得したのは1人の選手として戦力になると判断したから。日本一の使者として、共に戦っていく。

(Full-Count編集部)

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