大谷翔平、日本人初の2年連続MVPならず 15勝&34HRも1位2票のみ…ジャッジが初受賞

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ジャッジが1位28票などで410ポイント、大谷は280ポイントだった

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀選手(MVP)が17日(日本時間18日)に発表され、ア・リーグで最終候補入りしていたエンゼルス・大谷翔平投手の2年連続受賞はならなかった。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が初受賞した。ナ・リーグはカージナルスのポール・ゴールドシュミット内野手が初受賞した。

 昨季満票でMVPを受賞した大谷は、今季も投打の二刀流でフル回転した。投手で15勝、防御率2.33、219奪三振と好成績を残し、打者でも打率.273、34本塁打、95打点、11盗塁をマーク。史上初の“ダブル規定”を達成するなど躍動した。

 MVP争いではジャッジ、アストロズのヨルダン・アルバレス外野手と共に最終候補入りしていた。MVPの投票では1位2票、2位28票で280ポイントを獲得。2年連続MVPとなれば、2012、2013年ミゲル・カブレラ(タイガース)以来の快挙。日本選手の複数回受賞も初めてだったが、その快挙はならなかった。

 ジャッジはリーグ新記録となる62本塁打を放った。1961年にロジャー・マリスが記録した61本のリーグ最多本塁打記録を更新し、157試合出場で打率.311、131打点をマーク。本塁打、打点のリーグ2冠王に輝いた。投票では1位28票、2位2票で410ポイントを獲得。ヤンキース選手のMVP獲得は2007年アレックス・ロドリゲス以来15年ぶりだ。

 ナ・リーグはカージナルスのポール・ゴールドシュミット内野手が初受賞した。151試合出場し、打率.317、35本塁打、115打点をマーク。OPS.982はリーグトップだった。メジャー12年目、35歳での初受賞となった。

(Full-Count編集部)

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