25日発表、どうなる新人王…セもパも“本命なし”大混戦 MVPは満票&連続受賞に注目

西武・水上由伸、オリックス・阿部翔太、阪神・湯浅京己、巨人・大勢(左から)【写真:荒川祐史】
西武・水上由伸、オリックス・阿部翔太、阪神・湯浅京己、巨人・大勢(左から)【写真:荒川祐史】

セは新人最多タイ37セーブの巨人・大勢か、最優秀中継ぎの阪神・湯浅か

 1年間の日本プロ野球を総決算する「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日に開催され、記者投票によって決まるMVPと新人王が発表される。今季は両リーグともハイレベルながら本命はおらず、大混戦となっている。

 セ・リーグでは、巨人の大勢投手が57試合に登板して1勝3敗、8ホールド37セーブ、防御率2.05。37セーブは新人最多タイ記録で、シーズンを通して巨人の守護神の座を守ったのはポイントが高いか。阪神の湯浅京己投手は、59試合に登板して2勝3敗43ホールド、防御率1.09。最優秀中継ぎのタイトルを獲得したことが評価につながるか注目だ。

 また、中日の高橋宏斗投手は打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を測る指標「WAR」では、両者を圧倒する「3.7」を記録している。高卒2年目ながら先発ローテーションに入ると、19試合に先発して防御率2.47とエース級の成績を残したが、規定投球回に届かず6勝7敗と勝ち星も伸びなかったことがどう響くか。

 パ・リーグも、中継ぎ投手が主役になりそうだ。西武の水上由伸投手は、60試合に登板して4勝4敗、31ホールド1セーブ、防御率1.77。最優秀中継ぎのタイトルを獲得している。対抗馬となりそうなのが、オリックスの阿部翔太投手だ。44試合に登板して1勝0敗、3セーブ22ホールド、防御率0.61。登板数では劣るが、防御率0点台のインパクトとリーグ優勝への貢献度をどう評価されるだろうか。

 もうひとつの目玉、MVPでは3冠王に輝いたヤクルトの村上宗隆内野手が満票受賞なるかに注目が集まる。達成されれば、2013年の田中将大(楽天)以来となる。パ・リーグは、投手4冠に輝いたオリックスの山本由伸投手が本命と見られる。村上と山本なら、どちらも2年連続での快挙となる。

【投票結果】セは圧倒的、パは熾烈な争い…計2万人以上が投票した「ファンが選ぶ新人王」

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