2度の首位打者にかつての新人王も…不遇の1年? 来季に燃える“まだやれる”実力者たち

阪神・高山俊、ロッテ・角中勝也、巨人・石川慎吾(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
阪神・高山俊、ロッテ・角中勝也、巨人・石川慎吾(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

現役ドラフトが12月9日に初開催される

 プロ野球界はストーブリーグの真っ只中。今オフは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる「現役ドラフト」が12月9日に初開催される。各球団で必ず移籍が起きる仕組みとなっているが、選手たちにとってはチャンスが広がることは間違いない。ここでは高いポテンシャルや実績豊富ながらも今季思うような結果を出せなかった選手を紹介していきたい。

 まずはパ・リーグ。4位から巻き返しを目指す楽天で注目されるのは高田孝一投手とオコエ瑠偉外野手か。高田はイースタンリーグで最優秀防御率(2.25)、最多勝(11勝)、最高勝率(.846)の投手タイトル3冠を獲得した。関東第一高時代に甲子園で輝きを放ったオコエは7年目の今季6試合出場で本塁打と打点なし。1軍では3年連続ノーアーチとなった。高い才能を開花させたい。

 ロッテでは角中勝也外野手の復活に期待したい。2012、2016年に首位打者を獲得した実力者も代打出場が目立った。53試合出場して打率.256、1本塁打、11打点。来年5月に36歳となるベテランは再起となるか。日本ハムの清水優心捕手は昨季100試合出場したものの、今季は30試合出場に。オリックスから伏見寅威捕手がFA加入した正捕手争いに割って入りたいところだ。

広島・田中広は今季41試合出場止まり、阪神秋山はウエスタン最多勝

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