西武金子「しんどい1年でした」 現状維持で更改に「走れなくなったとは言われたくない」

契約更改交渉に臨んだ西武・金子侑司【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだ西武・金子侑司【写真:宮脇広久】

背番7の先輩・松井稼頭央監督就任で「初年度は試合に出続けたい」

 西武・金子侑司外野手は1日、所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億2600万円(金額は推定)でサインした。2019年オフに年俸変動性の4年契約を結んだが、来季はその最終年を迎える。「4年契約の4年目ですが、ライオンズの1勝、1勝に貢献したい」と思いを新たにした。

 来季は子供の頃からの憧れで、背番号7の先輩でもある松井稼頭央新監督が指揮を執る。「稼頭央さんが監督になられるので、初年度は試合に出続けたい」と話す。

 今季は5月21日に右太もも裏肉離れで出場選手登録を抹消され、8月2日にようやく1軍復帰したものの、翌3日に同じ箇所の肉離れを再発させる不運。プロ10年目で自己最少の44試合出場にとどまり、打率.277、1本塁打4打点。持ち味の盗塁も最少の3に終わった。

 野球人生で肉離れは初めて。「なかなか治らなかったり、復帰してすぐ再発したりと、しんどい1年でした」と振り返り、「足をやってから走れなくなったとは言われたくないので、もう1度体をつくり直したい」と、盗塁王2度の韋駄天復活を誓った。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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