楽天の学生バイトがロッテ球団社長に 18年後に振り返る球界再編「衝撃的な半年」

ロッテの代表取締役社長に就任した高坂俊介氏【写真:小谷真弥】
ロッテの代表取締役社長に就任した高坂俊介氏【写真:小谷真弥】

ロッテ高坂社長は学生バイトとして楽天創設メンバーに加わった

 ロッテの高坂俊介代表取締役社長が1日、ZOZOマリンスタジアム内で就任会見を行った。1982年5月10日生まれの40歳で、楽天球団が創設した2004年にはアルバイトとして働いていたという異色の経歴の持ち主だ。38分のロング会見では当時学んだこと、これからのロッテに必要なことについて熱く語った。

 楽天球団が創設されたのは2004年9月。2005年から楽天本社への入社が内定していた高坂氏は、学生アルバイトとして球団創設メンバーに加わった。島田亨球団社長をはじめ、小澤隆生事業本部長(現ヤフー代表取締役社長)やビズリーチを起業した南壮一郎氏。創設メンバーたちの働きぶりに衝撃を受けたという。

「経営のプロの方々で、今、日本のビジネスを率いる方々が集まってやっていたので、いわゆる一学生だった私からすると、本当に衝撃的な半年間だったので。それは今の社会人人生においては、貴重な経験でした」

 当時は東北学院大経済学部の4年生。球団職員として働くことはなかったが、わずかの期間でも学ぶことは多かった。

「半年の間で、球団に関わる皆さんは胆力というか精神力と言いますか……。本当に新しいこと、何か変化を起こすには本当に相当なエネルギーが必要なんだろうなと横で見ていて感じていました。そして、プロ野球のチームにはエネルギーを注ぐ価値があるんだなと強く感じました。それが楽天イーグルスの立ち上げのところで、携わらせていただいて感じたことですし、それはすごく今の仕事に生きています」

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