薬物疑惑ボンズ&クレメンス氏は米国殿堂入りならず 通算493発マグリフ氏が満票選出

現役時代はジャイアンツなどで活躍したバリー・ボンズ氏【写真:Getty Images】
現役時代はジャイアンツなどで活躍したバリー・ボンズ氏【写真:Getty Images】

時代委員会による殿堂入り選出者を発表、シリング氏も選出されず

 米国野球殿堂は4日(日本時間5日)、時代委員会による殿堂入り選出者を発表し、メジャー通算493本塁打のフレッド・マグリフ氏が選出された。歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏、通算354勝のロジャー・クレメンス氏、通算216勝のカート・シリング氏の選出はならなかった。

 マグリフ氏は1989年にブルージェイズ、1992年にパドレスと両リーグで本塁打王に輝き、通算2490安打、493本塁打を記録。オールスター戦に5度選出された。選考委員の投票で満票の16票を集めた。

 史上最多7度のMVPを受賞したボンズ、同じく史上最多7度のサイ・ヤング賞を受賞したクレメンスは、ともにステロイド使用疑惑が問題視され、2022年の記者投票による殿堂入りを果たすことができなかった。同じく落選した通算569本塁打のラファエル・パルメイロ氏にも薬物疑惑があった。

 強打者アルバート・ベル氏、ヤンキースで主将を務めたドン・マッティングリー氏、同398本塁打のデール・マーフィー氏が候補入りしていたが、殿堂入りはならなかった。殿堂入りには12票が必要で、マッティングリー氏が8票、シリング氏が7票、マーフィー氏が6票で、ボンズ氏、クレメンス氏らは4票以下だった。

(Full-Count編集部)

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