メジャー大物野手に来日の可能性あり? GG賞4回の最強遊撃手、大谷翔平の兄貴分も

今季レンジャーズでプレーしたコール・カルフーン(左)とカブスをDFAになったアンドレルトン・シモンズ【写真:Getty Images】
今季レンジャーズでプレーしたコール・カルフーン(左)とカブスをDFAになったアンドレルトン・シモンズ【写真:Getty Images】

元エンゼルスのシモンズは今年8月から無所属の状態が続いている

 12月に入り、ここから各球団の新助っ人との契約も加速していきそうだ。メジャーでの圧倒的な実績を引っさげた大物から、巨人のアダム・ウォーカー外野手のように、メジャー未経験からジャパニーズ・ドリームを狙う選手まで様々。ここでは、今オフに日本に新天地を求める可能性もゼロではない大物野手を紹介する。

○フランク・シュウィンデル(30歳・一塁手)

 昨年6月にアスレチックスをDFA(事実上の戦力外)になると、移籍先のカブスで29歳にして彗星のようにブレークを果たした。それまでの通算本塁打はたった1本だったが、56試合で打率.342、13本塁打と量産。162試合に換算すると36本ペースだった。今季は一塁のレギュラーとして開幕を迎えたが、腰痛での離脱などもあり、75試合で打率.229、8本塁打、OPS.635と成績を落として9月に解雇された。万全ならバリバリのメジャーリーガーなのは間違いなく、去就に注目だ。

○ノマー・マザーラ(27歳・外野手)

 2016年に21歳の若さでレンジャーズのレギュラーに定着し、将来のスター候補とまで言われた。2016年から2018年まで3年連続で20本塁打、2019年にも19本塁打を放ったが、2020年にトレードでホワイトソックスに移籍すると、キャリアは暗転。レギュラーの座を失い、2020年から2022年までの3年間で6本塁打に終わった。今季は8月にパドレスからFAとなり、メジャー契約は微妙な状況。3Aでは35試合で打率.367、7本塁打、OPS1.095と打ちまくった。

○コール・カルフーン(35歳・外野手)

 エンゼルスで長年にわたって右翼のレギュラーを務めた人気者。日本では、大谷翔平投手の“兄貴分”としても有名だ。今季はレンジャーズで125試合に出場し、打率.196、12本塁打、OPS.587とキャリアワーストの成績に終わり、そのままFAに。メジャーに残れるかどうかの岐路に立たされている。気迫を前面に出したプレースタイルだけに、もし来日すればファンから愛されそうだ。メジャー通算11年で1042安打、173本塁打の実績を残している。

○アンドレルトン・シモンズ(33歳・遊撃手)

 かつてのメジャーナンバーワン遊撃手だが、今年8月以降は無所属の状態が続いている。ブレーブスでメジャーデビューすると2013、2014年にゴールドグラブ賞を獲得し、スター選手の仲間入りを果たした。2016年にエンゼルスにトレード移籍し、大谷翔平投手ともプレー。シュアな打撃も開花して2018年には打率.292、11本塁打をマークした。今季はカブスで35試合に出場して打率.173、0本塁打と低迷、8月にDFAとなっている。オランダ国籍とあり、WBCから再起を図る可能性も。

○ディディ・グレゴリウス(32歳・遊撃手)

 オランダのアムステルダム出身で、野球が盛んなキュラソーで育った。レッズ、ダイヤモンドバックスを経て、2015年にヤンキースにトレード加入すると、デレク・ジーターの後継者として遊撃のレギュラーに定着した。2016年からは3年連続で20本塁打、6年連続で2桁本塁打と打てる遊撃手として鳴らした。今季はフィリーズで63試合に出場して打率.210、1本塁打と低迷。8月に解雇されている。現在はプエルトリコのウインターリーグに参加している。

(Full-Count編集部)

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