WBC米国代表、すでに30人中24人が内定 投手はクセ者揃い…先発5人が今季2桁勝利

ヤンキースのネスター・コルテス【写真:ロイター】
ヤンキースのネスター・コルテス【写真:ロイター】

独特の幻惑投法で大谷翔平を打ち取ったネスター・コルテスも内定した

 来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む米国代表のメンバーが、ほぼ出揃っている。2日(日本時間3日)に先発ローテーション候補となるブレイディ・シンガー(ロイヤルズ)とカイル・フリーランド(ロッキーズ)の2投手が加わって、内定者は24人に。今大会のロースターは30人とされており、これで8割が決まったことになる。

 先発投手はメジャー通算195勝のアダム・ウェインライト(カージナルス)を筆頭に6人が内定している。今季の成績で見ると6人中5人が2桁勝利、全員が9勝以上という今が旬の選手を集めていることがわかる。特にネスター・コルテス(ヤンキース)は、独特の幻惑投法で大谷翔平を打ち取るなど、初見で攻略するのが難しそうな面々が揃う。

 中継ぎの4投手は、今季守護神を務めていた3人とセットアッパーが1人の構成だ。つまりリードを許して6回を終えると、メジャーの守護神が1イニングずつという豪華な継投をしてくる可能性が高い。特に65試合に登板して防御率1.93、96奪三振をマークしたデビン・ウィリアムス(ブルワーズ)には注目。エアベンダーと呼ばれる魔球を操り、攻略の難易度は高そうだ。

 野手はマイク・トラウト(エンゼルス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)とMVP経験者の3人を揃えた外野陣が注目を集めたが、ハーパーがトミー・ジョン手術を受けたため欠場する見込みになっている。それでも今季のナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ナ・リーグ打点王のピート・アロンソ(メッツ)と事実上のオールスター状態となっている。

(Full-Count編集部)

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