吉田正尚の5年123億円大型契約、米メディアはどう見た? 地元記者が明かすリアル評価
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カナダメディアは守備力懸念?「ベルドゥーゴを放出するか気になる」
オリックスからポスティングシステムを利用した吉田正尚外野手がレッドソックスと契約合意したと、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。同局によると、5年9000万ドル(約122億6900万円)。この大型契約に、米記者たちも続々反応した。
譲渡金は1540万ドル(約21億円)で、計1億540万ドル(約143億6800万円)の契約となる。MLB公式サイトのレッドソックス番イアン・ブラウン記者は「レッドソックスがオリックスに支払うポスティング費用は16年前、ダイスケ・マツザカの契約に支払った5110万ドル(約69億8400億円)より随分安い」と比較した。
「ジ・アスレチック」のチャド・ジェニングス記者は「ライトよりレフトで起用するだろう。選球眼と(打席での)辛抱強さは先頭打者向きだ。また中軸を任せることができるパワーだと、レッドソックスは考えている」と予想。レッドソックス側の地元紙「ボストン・グローブ」のピート・アブラハム記者は「レッドソックスが強く求めていた先頭打者タイプだ」と、今季119試合で打率.335、21本塁打、88打点、リーグトップのOPS1.008をマークした打撃への期待は高まるばかりだ。
カナダメディア「ザ・スコア」のブランドン・ワイル氏は「この契約でレッドソックスがベルドゥーゴを放出するか気になる。外野の強打者を加入させた。ヨシダに守備力がなければレフトを守らせることができる。でも、ヨシダ、キケ(・ヘルナンデス)、ベルドゥーゴの外野はよくない」と懸念材料を口にした。
(Full-Count編集部)
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