主力なのに放出、屈指の名手も下降線 避けられぬ台頭…セ二塁手に“世代交代”の波?

巨人・吉川尚輝、広島・菊池涼介、ヤクルト・山田哲人、DeNA・牧秀悟(左から)【写真:荒川祐史】
巨人・吉川尚輝、広島・菊池涼介、ヤクルト・山田哲人、DeNA・牧秀悟(左から)【写真:荒川祐史】

DeNA・牧、巨人・吉川らが台頭…中日は阿部を楽天へトレード

 セ・リーグの二塁手の顔ぶれが変わりつつある。近年では、チームの主軸を担う強打の内野手が入ることも多いが、長年チームの顔を担ってきた選手が苦しむ状況も。新顔も続々台頭し、一気に世代交代の波が押し寄せる可能性もある。

 出世頭はDeNA・牧秀悟内野手だろう。今季は打率.291、24本塁打87打点。2年目のジンクスを感じさせない成績で、チームを2位に導いた。オフには野球日本代表「侍ジャパン」にも選出されている。

 巨人・吉川尚輝内野手も二塁のレギュラーを確固たるものにした。6年目の今季は自己最多の132試合に出場し、打率.277。華麗な守備も度々披露し、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、守備全般の貢献度を表す「UZR」はリーグ1位の「11.0」を記録した。

 一方、30代になり、ベテランの域へと向かっていくヤクルト・山田哲人内野手は苦しんだ。今季、規定打席到達者では、ワースト3位となる打率.243。23本塁打、10盗塁も、3度のトリプルスリーを成し遂げた過去の栄光からすると物足りない。ただ、主将としてチームの日本一に貢献。苦しみから解放された涙は大きな話題となった。

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