名球会が上原浩治氏、藤川球児氏の新入会を発表 「入会規定に相当する記録」特例利用

上原浩治氏(左)と藤川球児氏【写真:町田利衣、荒川祐史】
上原浩治氏(左)と藤川球児氏【写真:町田利衣、荒川祐史】

上原氏は100勝100セーブ100ホールドを記録、藤川氏は史上4位243セーブ

 日本プロ野球名球会は9日、2022年度の総会を開き、新たに上原浩治氏(元巨人)と藤川球児氏(元阪神)の入会が決まったと発表した。

 名球会の入会資格としては長年打者は通算2000安打、投手は200勝とされてきた。投手の250セーブが加えられるなど、近年は野球の質の変化に伴い柔軟な対応を見せている。2人の新入会は、2019年に定められた特例入会制度「名球会の入会規定に相当する記録保持者」を利用し、総会で会員の4分の3以上の賛成を得た。

 上原氏は1998年ドラフト1位で巨人入り。1年目に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村賞、新人王とタイトルを総なめにした。2008年オフにFAでオリオールズへ移籍。レッドソックス時代の2013年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。その後巨人に復帰し、2018年には日本人初となる日米通算での100勝、100セーブ、100ホールドを達成している。

 また藤川氏は1998年ドラフト1位で阪神入り。セットアッパーや抑えを長年勤め、2007年にはシーズン46セーブのセ・リーグ最多記録を残した。2012年オフにFAでカブス入り、レンジャーズ、四国アイランドリーグの高知を経由して2016年阪神に復帰した。NPB通算243セーブは歴代4位の記録。163ホールドも積み上げている。

 また新役員も決まり、理事に古田敦也氏(元ヤクルト)、副理事に野村謙二郎氏(元広島)、佐々木主浩氏(元横浜)、理事に柴田勲氏(元巨人)、東尾修氏(元西武)、谷繁元信氏(元中日)宮本慎也氏(元ヤクルト)が就任した。

(Full-Count編集部)

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