獲得試みるも…エンゼルスが逃した爆肩捕手 解決しない“大谷相棒問題”

カージナルスが獲得を発表したカブスのウィルソン・コントレラス【写真:Getty Images】
カージナルスが獲得を発表したカブスのウィルソン・コントレラス【写真:Getty Images】

カブスからFAのコントレラス、カージナルスと5年契約で合意

 カージナルスは9日(日本時間10日)、カブスからFAとなっていたウィルソン・コントレラス捕手と5年契約で合意したと発表した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、カージナルスとアストロズに加え、エンゼルスも争奪戦に参加していた経緯に触れた。

 同サイトでは、エンゼルス今季22本塁打を記録した“打てる爆肩捕手”が是が非でも欲しかった理由を説明。不安定な捕手陣の台所事情を直視している。

 大谷翔平投手の相棒を務めていたマックス・スタッシー捕手は昨オフに2024年まで契約延長。ただ今季は102試合出場で打率.180、9本塁打30打点と苦しんだ。同メディアも「残念ながら2022年は憂鬱になるシーズンを送った」と指摘する。8月にトレードでフィリーズから加入した22歳のローガン・オーハッピー捕手も含め「確信を得ることはできない」という。

 絶対的な捕手の獲得には失敗したが、見方を変えればまだ補強に“余力”があるとも考えられる。同メディアも「ペリー・ミナシアンGMはレポーターの前で、オーナーの許可を得ずに贅沢税のラインを超えることが可能だと語った」と強調。コントレラスに割く分が浮いたことで「エンゼルスが他の選手に使う資金が残っていると仮定した場合、エンゼルスファンにとっては喜ばしいことだ」とまとめた。さらなる一手を打つことはあるのか、今後の動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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