山本由伸は246億円の価値 メジャー移籍なら千賀の2.4倍…米記者が超大型契約を予想

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

海外FA権を行使した千賀はメッツと5年102億円で契約合意した

 ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使した千賀滉大投手が10日(日本時間11日)、メッツと5年7500万ドル(約102億4000万円)で契約合意したと、MLB公式サイトなどが報じた。日本を代表する投手が海を渡る中、こちらも日本を代表する山本由伸投手も注目を集めている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のキース・ロー記者によれば、仮にポスティングされれば6年1億8000万ドル(約246億円)程度の契約が予想されているという。

 千賀については4球種を操り、スライダーはスカウティングレポート(20~80)で「40~55」、カーブは「平均的な武器になり得るように思える」と評価。そして「日本で非常に成功した先発投手であり、パ・リーグでの防御率は日本のNo1投手ヨシノブ・ヤマモト(1.68)に次ぐ2位(1.94)だった」と伝えた。

 千賀の四球率はリーグ平均より高いため「素晴らしい才能を持ちながらも、MLBで先発投手をするには十分な制球力を持っていないのではというスカウトの懸念につながっている」「他のスカウトはセンガの細身の体がMLBの先発ローテーションの中で耐えられるものかどうか疑問を抱いた」という。千賀の担う役割については、球界関係者の間で意見が割れていることにも触れた。

 一方で「センガが抱えるような救援投手としてプレーする可能性の懸念を、ヤマモトは持っていない。もし彼が今すぐポスティングされれば、おそらく6年1億8000万ドル程になるだろう」と同記者。譲渡金を考えると僅かにそれより低くなる可能性もあるというが、もし山本がポスティングシステムでメジャー挑戦することになれば、大型契約が待っているのは間違いないだろう。

(Full-Count編集部)

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