SNSざわつかせた「戦う顔」とは…痛烈な“流行語”続出、最下位中日の不思議な1年

中日・立浪和義監督【写真:小林靖】
中日・立浪和義監督【写真:小林靖】

試合中に京田に通告した「強制送還」、シュールすぎる「カニダンス」も

 中日は今季、苦しい戦いを繰り広げならも、ファンに多くの話題を提供した。シーズン序盤には逆転勝ちが続き、8回に何かが起きる「ミラクルエイト」が注目の的に。一方で、就任1年目の立浪和義監督の厳しさを象徴するワードもSNSをざわつかせ続けた。不思議な1年の“流行語”を振り返る。

 結果的に6年ぶりの最下位を象徴することになった“事件”は、避けて通れない。5月4日のDeNA戦(横浜スタジアム)。遊撃でスタメン出場していた京田陽太内野手の拙守が、指揮官の逆鱗に触れた。ベンチに戻ってきた背番号1に「強制送還」を通告。試合中に名古屋に帰らせ、そのまま2軍降格させた。

 京田に対して発した立浪監督の「戦う顔をしていない」という言葉が、SNSでまさかの大ハマり。チーム内でもネタとして使われるようになった。オフには、その京田と二塁のレギュラーだった阿部寿樹内野手を相次いでトレードで放出したことに、ツイッター上では「中日大丈夫」がトレンド入りした。

 もちろん、ポジティブなワードもあった。今季最多安打のタイトルを獲得した岡林勇希外野手とのコンビを表す「〇〇ばやし」。仲のいい郡司裕也捕手との「ぐんばやし」は、球団からタオルも発売された。今季限りで戦力外となった滝野要内野手がベンチ前で披露した衝撃の「カニダンス」も密かにファンは注目。エース大野雄大投手が5月に大偉業を逃した「完全未遂」もあった。

 今オフは新助っ人ら補強に着手し、就任2年目を迎える立浪監督の本気度が滲む。来季こそを低迷脱出を――。景気のいい流行語ばかりが続くのを期待したい。

(Full-Count編集部)

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