197億円男が屈辱の“戦力外” クビ宣告右腕加入の煽り受け弾き出される悲劇

レッドソックスのエリック・ホズマー【写真:Getty Images】
レッドソックスのエリック・ホズマー【写真:Getty Images】

今年8月にナショナルズへのトレードを拒否し、直後にレッドソックスへ移籍

 レッドソックスは16日(日本時間17日)、ロイヤルズからDFA(40人枠を外す措置)となったワイアット・ミルズ投手をトレードで獲得し、メジャー通算196本塁打のエリック・ホズマー内野手をDFAとした。今年8月、ナショナルズへのトレードを拒否し、レッドソックスへとトレードとなったホズマーだが、新天地で補強の煽りを喰らうことになった。

 2011年にメジャーデビューしたホズマーは2017年までロイヤルズでプレー。ゴールドグラブ賞4度、オールスター出場1度を誇り、2015年のワールドシリーズ制覇にも貢献し、2018年に8年総額1億4400万ドル(約197億円)の大型契約でパドレスへと移籍していた。

 パドレスでは2019年に22本塁打を放つなど、まずまずの働きを見せていたが、風向きが変わったのは今季途中だった。パドレスはナショナルズからフアン・ソト外野手をトレードで獲得。その交換要員として候補にホズマーが挙がったものの、トレード拒否権を行使したため、代わってルーク・ボイト内野手がナショナルズへと送られた。その直後、ホズマーはレッドソックスへとトレードで放出されていた。

 ホズマーは2025年まで3年総額3900万ドル(約53億円)の契約を残しているものの、この契約は前所属のパドレスが大部分を負担する。レッドソックスから仮に退団となった場合、一塁の補強を目指す球団には興味深い存在になるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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