ロサリオやロハスを「阪神は記憶から消したいはず」 韓国経由助っ人“大失敗”で異変

2018年に阪神でプレーしたウィリン・ロサリオ【写真:荒川祐史】
2018年に阪神でプレーしたウィリン・ロサリオ【写真:荒川祐史】

韓国経由の助っ人獲得が減ったのは阪神の失敗が原因?

 ただ、近年は成功例が減っている。ハンファで2年連続3割30本100打点を記録し、2018年に阪神入りしたウィリン・ロサリオは4番打者として期待されたものの8本塁打、40打点に終わった。阪神は2021年にも、韓国プロ野球でMVPに輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手、20勝したラウル・アルカンタラ投手と2年契約を結んだ。ロハスは2年間で打率.220、17本塁打。アルカンタラは4勝6敗23ホールド、防御率3.96という成績でこのオフ退団した。

 記事はこの阪神の例に「意欲的な投資が失敗に終わり、日本の球団からの感心は大きく落ちた。特に阪神はロサリオとアルカンタラ、ロハスを記憶から消したいと思っているだろう。今年はここまで、日本行きの話が聞こえてきた外国人選手がいない」と指摘。日本の各球団が韓国経由の助っ人獲得を避けるようになった原因だとしている。

 では、韓国で成功した選手がどこに向かうかと言えば、メジャーリーグ復帰を目指すようになった。ダイヤモンドバックスで今季13勝し、WBC米国代表にも召集されたメリル・ケリーは、韓国での4シーズンのうち3度2桁勝利。マリナーズで2021年には14勝を挙げたクリス・フレクセン、今季レイズで60試合にリリーフ登板したブルックス・レイリーなどがその例。今季もNCダイノスのエース、ドリュー・ルチンスキーがメジャー復帰を模索しているという。

(Full-Count編集部)

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