育成出身の人的補償右腕は「韓国の悪夢」 プレミアで“千葉の惨事”…WBCへ強まる警戒

2019年のプレミア12で韓国戦に先発し好投した張奕【写真:Getty Images】
2019年のプレミア12で韓国戦に先発し好投した張奕【写真:Getty Images】

オリックスから西武へ移籍の張奕…韓国メディアが名を挙げ警戒

 森友哉捕手がFA移籍したことに伴い。西武がオリックスから人的補償として獲得した張奕投手に、韓国メディアが注目している。「SPOTV NEWS」は17日、「韓国の悪夢となった台湾の投手がWBCに戻る」というタイトルの記事を掲載した。

 台湾メディアの報道によれば、すでに張奕にはオリックスに所属した当時に来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で台湾代表チームへの参加要請が届いており、本人も出場に前向きな姿勢を示している。移籍したことで西武の意思がカギになるが、同僚となる呉念庭内野手も出場には前向きだ。

 記事は張奕を「プレミア12で、韓国代表に“千葉の惨事”という悪夢を抱かせた台湾の剛速球投手、チャン・イー」と紹介している。どういうことかといえば、2019年に日本で行われたプレミア12で、韓国と台湾はZOZOマリンで行われたスーパーラウンドで対戦し、この試合に張奕は先発。6回2/3を4安打、4奪三振で無失点に抑えたのだ。韓国は台湾に0-7で完敗した。

 記事は当時の張奕が、育成選手から昇格して間もなく、2019年の1軍では2勝4敗、防御率5.93という成績だったことを紹介。その後オリックスでは「1軍と2軍を行き来していた」と評している。

 来年のWBCで、韓国は1次リーグを日本と同じプールBで戦う。一方の台湾はオランダ、キューバ、イタリア、パナマとプールAに入った。両国が勝ち抜けば、東京ドームでの準々決勝で戦うことになる。西武では平良の穴を埋める期待もかかる中、WBCでもマウンドに仁王立ちする姿を見せられるか。

(Full-Count編集部)

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