683億円でFA選手買いあさっても…“買い忘れ”を後悔 メッツオーナーが語った“落胆”

大補強をしたメッツにも、獲得できなかった選手がいた
メッツが今オフ、大補強を敢行してストーブリーグの中心となっている。ソフトバンクからFAした千賀滉大投手と契約したのをはじめ、3度目のサイ・ヤング賞を獲得した大投手ジャスティン・バーランダーを2年総額8666万ドル(約118億円)で獲得。今オフは補強に5億ドル(約683億5800万円)近くを費やしたと言われるが、それでも“買い忘れ”を後悔している選手がいる。
メッツの地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じたもの。オーナーのスティーブ・コーエン氏はジョン・ヘイマン記者に、今オフの大散財について「私はファンと約束した。その約束を果たすためにお金を使う必要があるなら、それはそれでいい」と語ったという。その上で「落胆の声がかすかに聞こえた」と伝えているのは、ツインズからジャイアンツへ移籍したカルロス・コレアの獲得レースに敗れたことだ。
コレアは、遊撃手として史上最高額となる13年総額3億5000万ドル(約478億5000万円)でジャイアンツ行きを選んだ。コーエンは代理人のスコット・ボラスに電話し、3億ドル程度のオファーをしたものの、その時点ですでに他球団との契約をまとめようとしている状況だったという。
ヘイマン記者は「メッツは今オフ、FA選手の獲得に5億ドル(約683億5800万円)近く費やしたが、少なくともコレアとの契約については、もっと費やさなかったことを後悔しているように思える」と伝えている。
(Full-Count編集部)
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