森友哉の人的補償で西武移籍 張奕が入団会見「自分でいいんですか?と…」

西武入団会見に臨んだ張奕【写真:宮脇広久】
西武入団会見に臨んだ張奕【写真:宮脇広久】

背番号「47」、WBC台湾代表での出場要請には「自分としては出たい」

 FA移籍した森友哉捕手の人的補償としてオリックスから西武に加入した張奕(ちょう・やく)投手が19日、所沢市の西武球団事務所で入団会見を行った。背番号は「47」に決定。「ワクワクしています。自分でいいんですか? という気持ちでした」と率直な思いを明かした。

 28歳右腕の張はプロ6年目の今季、専ら中継ぎで15試合に登板し、0勝0敗、防御率2.38。11月に300万円増の来季年俸1200万円(金額は推定)で契約を更改していた。平良海馬投手が来季から先発転向が決まっており、西武にとっては手薄となる救援陣の補強となった。新天地となる西武の印象を「何回も対戦していますが、嫌なバッターがたくさんいます。ほぼ1番から9番まで全員です」と語った張は「ライオンズのセットアッパーとして活躍したい」と意気込んだ。

 台湾出身で、2019年11月のWBSCプレミア12には台湾代表として出場しており、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も出場要請を受けているという。決定は年明けとみられるが「自分としては出たい。いい経験になるし、西武ライオンズの戦力になるためにもプラスだと思う」と前向きだった。

 福岡第一高から日本経済大を経て、2016年育成ドラフト1位で「外野手」として入団し、2年目の2018年のシーズン途中から投手に転向した変わり種。通算44試合(先発16試合)4勝9敗3ホールド、防御率5.15。日本ハム、巨人で活躍した陽岱鋼は母方の従兄にあたる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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