金子千尋は到達できず…12球団で9人だけ“不惑選手”の大記録 石川雅規はあと「17」

巨人・中島宏之、引退を発表した金子千尋、ヤクルト・石川雅規(左から)【写真:荒川祐史】
巨人・中島宏之、引退を発表した金子千尋、ヤクルト・石川雅規(左から)【写真:荒川祐史】

39歳金子千尋が現役引退、来季40歳以上の選手は9選手に

 日本ハムは23日、金子千尋投手が今季限りで現役引退することを発表した。オリックス時代の2014年に沢村賞とリーグMVPに輝き、プロ18年間で通算130勝をマーク。「今シーズンをもちまして、現役生活を引退することに決めました。オリックス・バファローズに入団し、プロ野球生活をスタートして18年。まさか、こんなに長い間野球ができるとは思っていませんでした」などとコメントした。

 金子は1983年11月8日生まれの39歳。40歳を迎えるシーズンを前に現役生活に別れを告げた。金子の引退で来季40歳以上の選手たちは9選手のみに。いずれの選手も大記録、快挙に期待がかかる選手となる。まずは12球団最年長43歳、プロ22年目となるヤクルト・石川雅規投手は通算200勝へあと17勝。2桁勝利は2015年に13勝を挙げたのが最後。どこまで勝ち星を挙げることができるか。

 ソフトバンクの42歳・和田毅投手は日米通算200勝まであと45勝。NPB通算1798奪三振で2000Kには202個に迫っている。ヤクルト42歳・青木宣親外野手はNPB通算2000安打にあと126安打。日米通算2648安打を記録しており、イチロー氏、張本勲氏に続く通算3000安打到達にも期待したい。西武40歳の中村剛也内野手は通算1698安打で454本塁打を記録。史上9人目の500本塁打の大台にどこまで迫れるか。

 通算2000安打到達に期待がかかるのが42歳の中島宏之内野手、ソフトバンクから移籍した40歳・松田宣浩内野手の巨人コンビだ。大台到達まで中島は77安打、松田は169安打。熾烈なポジション争いを制して出場機会を増やしたいところ。西武の40歳・栗山巧外野手は歴代38位の通算2086安打。松井稼頭央新監督はNPB通算2090安打で“監督超え”はどこまでランキングをかけ上げることができるか。

 DeNAの41歳・藤田一也内野手は2020年以降失策なし。1998年以来の「横浜優勝」に貢献したい。オリックスの41歳・比嘉幹貴投手は今季30登板で5勝。日本シリーズ5試合で被安打1という好投を見せ、26年ぶりの日本一に貢献した。「ビールかけのHIGA」の再現を大いに期待したいところだ。

【動画】ナイン大爆笑 オリックス比嘉のビールかけ再現映像

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