大谷翔平から“盗んだ”探求心「こいつから学ばなくちゃ」 元同僚を覚醒させた影響力

ローレンゼンは今季エンゼルスで8勝を挙げ、タイガース入りした
今季エンゼルスで8勝を挙げ、タイガース入りしたマイケル・ローレンゼン投手が、MLBネットワークの番組「ハイ・ヒート」にリモート出演してインタビューに応じた。放送局「MLBネットワーク」のツイッターで公開された映像では、同僚だった大谷翔平投手を見て学んだことで成長につながったことなどを明かした。
投球の組み立てを磨いたというが、そこには「ショウヘイのピッチングを間近で見られたのは素晴らしいことだった。そんな機会を与えられて学ばないとしたらそれは自分のせいだ。こいつから学ばなくちゃいけない」と大谷の存在があったという。
理由は「彼(大谷)は今まで見た誰よりも空振りが取れる」から。「彼との会話の中で、そして彼が特定の状況で打者に対してどういう攻めをするかを見ることが大いに役に立った。彼は頭がいい。あれだけ自分の技を掘り下げているからこそ、両方ができるんだ。彼はとても技を掘り下げているし、自分のことを理解しているし、非常に高い技術を持っている」と絶賛した。
大谷のおかげもあってか、ローレンゼンはスライダーとチェンジアップで多くの空振りを奪った。「怪我の後にチェンジアップの感覚を取り戻した。スライダーについてはエンゼルスのコーチ陣が修正の手助けをしてくれたし、球速が速いジャイロ回転気味のスライダーも少し投げた。今はこの2つのスライダーを投げていて、それが相互に補完しあっている」と好投の理由を分析した。
タイガースでは先発に専念し、レッズ時代と同じ「21」を背負う。ロベルト・クレメンテの代名詞ともいえる番号に「野球はグラウンドに出るだけのことじゃない。神に与えられた野球選手としての立場を生かす方法はたくさんある。彼の背番号を付けることで彼を称えたい」と込めた思いを明かしていた。
(Full-Count編集部)
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