「ドラ1以外」のパの即戦力候補は? 東北の3冠王やMLBから異例の“逆輸入”ら逸材多数

オリックス・杉澤龍(左)と日本ハム・加藤豪将【写真:伊藤賢汰、小林靖】
オリックス・杉澤龍(左)と日本ハム・加藤豪将【写真:伊藤賢汰、小林靖】

楽天には3度の指名漏れ経験した155キロ右腕も

 ドラフト会議から約2か月が経ち、指名を受けた新人たちもいよいよ本格的にプロとして活動し始める。年が明けると新人合同自主トレが始まり、2月にはキャンプ。ドラフト1位に注目は集まるが、2位以下でも1年目から活躍する選手も多い。ここでは、パ・リーグ各球団の「ドラ1以外」の即戦力候補を挙げてみた。

○オリックス:杉澤龍外野手
 東北福祉大から4位で入団した3拍子揃った外野手。大学4年時には、春の仙台六大学リーグで打率.571、4本塁打14打点で3冠王を獲得し、大学日本代表にも選出された。レッドソックスへ移籍した吉田正尚の穴を埋める存在になれるか。

○ソフトバンク:生海(甲斐生海)外野手
 強打の外野手として東北福祉大から3位で入団した。秋のリーグ戦ではオリ杉澤に代わり、3本塁打16打点で本塁打王と、打点王の2冠に輝いた。スカウトも「柳田のような選手になると思う」と期待。キャンプからアピールしていきたいところだ。

○西武:青山美夏人投手
 最速151キロを誇る亜大の本格派右腕が4位で入団した。大学4年春の東都リーグでは6勝0敗、防御率1.40でMVPに。大学選手権では、エースとして亜大の日本一に貢献した。大学日本代表にも選出された本格派右腕。開幕ローテーション入りも期待される。

○楽天:小孫竜二投手
 最速155キロの速球を誇る本格派右腕。過去に3度の指名漏れを経て、ドラフト2位で入団した。ドラフト1位の荘司康誠投手(立大)に負けず、先発ローテーションに食い込みたい。

○ロッテ:友杉篤輝内野手
 天理大からドラフト2位で入団した俊足好打の内野手。身長172センチと小柄ながら、二盗のタイムは3.0秒台を常時記録する。大学日本代表にも選出され、大学屈指の俊足を誇る。ロッテは今季、遊撃を固定できなかった。1年目からチームの穴を埋める活躍を見せたい。

○日本ハム:加藤豪将内野手
 サプライズだったのが、3位で入団した加藤豪だろう。2022年にはブルージェイズに所属し、メジャーデビューも果たした。その後、DFAになりメッツ傘下3Aに在籍していた。内外野こなすユーティリティ。その経験も武器になるだろう。

(Full-Count編集部)

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