ライバルは捕手専念でチャンス到来も…次は新助っ人登場 広島で勃発する“大激戦”

広島・上本崇司(左)と野村祐輔【写真:荒川祐史】
広島・上本崇司(左)と野村祐輔【写真:荒川祐史】

新助っ人デビッドソンの出来次第、投手陣も混戦模様

 新井貴浩新監督の采配が大注目の広島には、新外国人選手として、前アスレチックスのマット・デビッドソンが加わった。ホワイトソックス時代の2017、2018年は2年連続で20本塁打をマークするなど長打力が魅力の選手だ。キャンプ、オープン戦で順調に結果を残せば、レギュラー三塁手、右の大砲として期待される。評判通りなら、打線のパワーアップにつながるのは間違いないところだ。

 そんな新助っ人の煽りを受けそうなのが上本崇司だ。2022年はプロ10年目にして初の開幕スタメンをつかむなど、94試合に出場し、打率.307と活躍した。左翼、中堅、右翼、遊撃、三塁、二塁と6ポジションをこなすユーティリティプレーヤーながら、打撃力向上に加えて、坂倉将吾が捕手に専念することで、2023年は三塁レギュラー取りのチャンス到来。それがデビッドソン次第では……。スーパーサブとしてもチームにとっては大きな戦力の上本だが、どうなるか。

 ドラフトでは右腕の益田武尚と河野佳、左腕・長谷部銀次の社会人投手が3人、さらに現役ドラフトでは巨人から左腕・戸根千明が加入した。投手陣はさらに厚みを増したが、注目されるのがリリーフ左腕の1軍切符争い。ニック・ターリー、森浦大輔、塹江敦哉、そして戸根、長谷部。実績があって、まだ25歳と若い塹江とて、うかうかできない状況だ。

 新人右腕が先発組に割って入れば、こちらの争いも大激戦。2012年の新人王で、2022年は2勝3敗、防御率5.23の33歳・野村祐輔などは正念場か。今こそベテランの意地を見せるときだが、いずれにせよ、これまで以上にチーム内競争が激しくなりそうな広島。その中から新井監督が選手をどう見定めていくか。シビアな戦いはもう始まっている。

【予想スタメン】新井新監督が打ち出す野球は? 機動力復活なるか…広島の開幕スタメン

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