最弱の汚名返上へ…ほぼ打線解体 6人入れ替えも、中日開幕スタメン“最速予想”

中日の開幕スタメンを最速予想【写真:荒川祐史、小林靖】
中日の開幕スタメンを最速予想【写真:荒川祐史、小林靖】

2022年の開幕スタメンから大幅入れ替え…一新される立浪監督の2年目

 最下位からの巻き返しを目指す中日は2023年、間違いなく結果が問われる。立浪和義監督は就任2年目を迎え、オフには思い切った戦力整理を断行。様子見の色合いもあった1年目とは異なり、意向を反映させた“作りたいチーム”で、どう戦うのか。春季キャンプやオープン戦を通じてチーム内の戦力に変動はあるが、現時点での開幕スタメンを“最速”で占ってみたい。

 2022年の開幕スタメンから顔ぶれが大きく変わるのは間違いない。遊撃・京田陽太、二塁・阿部寿樹の主力2人をトレードで放出。福留孝介は引退した。不動なのは、わずかに3人。最多安打のタイトルを獲得して一気にブレークした中堅の岡林勇希はリードオフマンに据え、38歳シーズンを迎えた左翼の大島洋平は2番を担ってもらいたい。正捕手の木下拓哉は7番あたりに入ってきそうか。

 クリーンアップとして期待されるのが、新助っ人のアリスティデス・アキーノ。メジャー通算41本塁打の28歳がどこまで日本野球に順応できるか未知数だが、期待を込めてラインナップに入れたい。ポジションは右翼が順当。2022年まで4番を担ったダヤン・ビシエドは、復活を願って中軸に。ただ、もはや不動ではなく、3年ぶりに出戻りしたソイロ・アルモンテと一塁を争う可能性も。外国人枠を考えると野手3人は考えにくい。

 戦線離脱中の石川昂弥は開幕に間に合わないため、三塁は高橋周平に任せたい。そして問題は二遊間。2022年の終わり方を考えると、高卒3年目となった土田龍空が遊撃か。ただ、打撃面を考えると8番が妥当。二塁は11年目の溝脇隼人らもいるが、あえてルーキーに期待したい。ドラフトでは実に4人の内野手を指名。2位の村松開人あたりが6番に入ってくると面白いが、不安は残る。開幕投手は、2022年にチーム唯一の10勝を挙げた小笠原慎之介に託したい。

 もしビシエドがレギュラー陥落となれば、1年前から実に6人が入れ替わることに。ほぼ解体された状況から作り直す竜打線。12球団ワーストの貧打から脱却できるか。3月31日、東京ドームでの巨人戦に挑むナインの顔ぶれが注目される。

(Full-Count編集部)

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