“持ってる男”や超俊足外野手も大化けの予感 ヤクルトの「プロスペクト」TOP5

ヤクルト・内山壮真(左)と並木秀尊【写真:荒川祐史】
ヤクルト・内山壮真(左)と並木秀尊【写真:荒川祐史】

内山壮真は中村悠平に次ぐ36試合でスタメンマスクを被った

 高津臣吾監督率いるヤクルトは2022年、圧倒的な力でリーグ2連覇を成し遂げた。オリックスとの日本シリーズは敗れて球団初の2年連続日本一とはならなかったが、2023年は再び日本一の座を目指す。主力が固定されつつあるチームだが、楽しみな若手も控えている。ここでは「プロスペクトトップ5」を独断で選出してみた。

 5位は4年目を迎える武岡龍世内野手だ。2019年ドラフト6位で入団。まだ通算13試合出場にとどまっているが、同期で同5位入団の長岡秀樹内野手が139試合出場で遊撃の定位置奪取と大ブレークを果たしただけに、負けていられない。4位は市川悠太投手。今季1軍デビューを果たして6試合登板。2軍では88回2/3と着実に成長を続けており、2023年の飛躍が期待される。

 3位と2位は外野のレギュラー獲りを目指す2人を推したい。並木秀尊外野手は“超”が付くほどの俊足が持ち味で、2022年にイースタン・リーグで24盗塁をマークして初のタイトルに輝いた。丸山和郁外野手は、ルーキーながらリーグ優勝を決めるサヨナラ打を放ったことで“持ってる男”として記憶に新しい。

 そして1位はやはり内山壮真捕手だろう。高卒2年目の2022年は、正捕手の中村悠平捕手(75試合)に続く36試合でスタメンマスクを被った。パンチ力を秘めた打撃も魅力の20歳は、一気に正捕手奪取の可能性も秘めている。

 5人のほかにも、2022年に高卒1年目ながら1軍マウンドを経験した竹山日向投手や、ドラフト2位指名した西村瑠伊斗内野手ら楽しみな存在は多い。まずはファームでの育成になるが、西村は三塁手として村上宗隆内野手の“後釜”の期待もある。円熟味を増しつつある高津ヤクルトの若手に注目だ。

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