育成にいる“スペシャリスト”の卵 大砲候補の覚醒期待…巨人の「プロスペクト」は?

巨人・鈴木大和(左)と秋広優人【写真:荒川祐史】
巨人・鈴木大和(左)と秋広優人【写真:荒川祐史】

5年ぶりBクラスも期待の若手がズラリ、強い選手の出現期待

 巨人の2022年シーズンは5年ぶりBクラスに終わり、投打ともにレベルアップが求められる。中でも防御率がリーグ最低だった投手陣の戦力の底上げは急務。2022年シーズンは2年目のエース候補・山崎伊織投手ら期待の若手がプロ初勝利も挙げ、2023年のローテ定着が期待される。プロスペクトの「トップ5」を編集部の独自視点で紹介する。

 第5位は堀田賢慎投手。高卒3年目だった2022年はトミー・ジョン手術を経て、開幕ローテーション入り。3月31日のヤクルト戦でプロ初勝利をマーク。その後はプロの分厚い壁にあたってローテを守れず、2勝3敗の成績に終わった。それでも力強いボールは見るものを魅了する。常時150キロ後半の直球を軸にする本格右腕として、山崎とエースの座を争う存在になっていくだろう。

 第4位は育成右腕の京本真投手。高卒1年目の2022年は主にファームでの登板だったが、じっくりと力をつけ、9月30日のイースタンリーグで初登板初先発。5回1安打無失点の好投を披露した。フェニックス・リーグでも好投。190センチ近い長身から投げ下ろす角度のある直球とチェンジアップは首脳陣から高い評価を得た。明豊高(大分)で甲子園にも出場した右腕が一冬を超えて、どのような進化を遂げるのか。楽しみな逸材だ。

 第3位にピックアップしたいのが、俊足が武器の育成・鈴木大和外野手。北海学園大から21年育成ドラフト1位で入団した23歳だ。イースタン・リーグで代走や守備固めとして出場し、打率.143、2盗塁。走塁能力が高く、憧れの選手だったのが盗塁のスペシャリストと呼ばれた同姓の鈴木尚広現1軍外野守備走塁コーチ。その鈴木コーチも能力の高さに期待しており、支配下登録、1軍の舞台に立つことも近いだろう。

 巨人ファンが期待する将来の4番候補・秋広優人内野手を2位に選びたい。2メートルを超える身長から放たれる打球は一級品。あとは正確性を求めたいところ。2年目の2022年シーズンから背番号55を託されたが、1軍出場はゼロ。イースタン・リーグでは98安打で最多安打をマークしており、2023年は飛躍の年にしたい。1軍では外野手としての起用にもなるため。熾烈なライバル争いに挑む。

 1位は将来の左のエース候補の井上温大投手。3年目となった2022年に1軍初登板を果たし、9月にはプロ初勝利をマークした。11月の侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)では先発のマウンドを託され、3回1安打無失点とアピールした。線の細かった体は日に日に大きくなり、たくましく成長。球速も150キロ台となり、変化球の幅も広がってきた。菅野智之、戸郷翔征に次ぐ、先発ローテの椅子を手にできる可能性も十分にある。

 他にも支配下選手に限らず、育成選手にもブレークを狙う選手が多く存在する。育成と勝利を求めていく巨人にとって、若手の底上げは必須。楽しみな逸材が多いだけに、プレッシャーに勝って、地位を築いてもらいたい。

(Full-Count編集部)

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