レジェンド引退で3人のみの争いに…セーブ数は大激戦 現役投手の通算成績TOP5は?

楽天・岸孝之(左)とヤクルト・石川雅規【写真:荒川祐史、小林靖】
楽天・岸孝之(左)とヤクルト・石川雅規【写真:荒川祐史、小林靖】

セーブ数は平野が217で1位…山崎が207で追う

 2022年シーズンを限りに通算135勝の内海哲也、同130勝の金子千尋が現役引退した。レジェンドの引退によって、現役投手の通算成績ランキングも変動している。ここでは現役投手の勝利数、防御率など各部門の上位を見てみる。

 勝利数ではヤクルト・石川雅規の183勝が最多。昨季は6勝をマークした。43歳で迎える22年目のシーズン。通算200勝の大台へどこまで白星を積み上げられるか。内海、金子の引退で、通算117勝の巨人・菅野智之が5位に。オリックス山本由伸はまだ通算54勝だ。

 奪三振は楽天・岸孝之が1996でトップ。金子の引退により楽天・則本昂大が1606個で5位に浮上する。投球回は1575回で、奪三振数が上回っている。

 セーブ数は大激戦だ。オリックス・平野佳寿が213で、DeNA山崎康晃が207で追う。38歳の平野は昨季終盤セットアッパーに回る機会も多かった。山崎の1位浮上もあるか。2人に続くパの3投手も200セーブ到達の可能性がある。

 ホールド数は日本ハム・宮西尚生が380で断トツ。昨季は入団1年目以来14年ぶりに1桁で自己ワーストの7ホールドに終わった。登板数も50試合以上が14年連続で途絶えたが、今季巻き返しなるか。

 防御率(2000投球回以上)は、岸が3.07でトップ。金子、内海の引退で2000投球回以上の現役投手は3人だけになった。今季2000投球回に到達の可能性があるのはソフトバンク・和田毅(あと26回2/3)、阪神・西勇輝(同168回2/3)だ。

【表】楽天38歳が“2冠”、セーブ数はオリとDeNA右腕が激戦 現役投手の通算成績上位5傑

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