日本を去りMLBで栄光も… 首位打者から1年で失った居場所、キューバ至宝の正念場

アストロズのユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】
アストロズのユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】

元DeNAグリエルも去就決まらず、米経済誌「先発の座を掴むことには苦労するだろう」

 元DeNAのユリ・グリエル内野手はアストロズからFAとなったままで、いまだに去就が決まっていない。すでに“古巣”は2020年ア・リーグMVPで通算243本塁打を誇るホセ・アブレイユ内野手を3年5850万ドル(約76億5000万円)で獲得。強打の一塁手としての起用が見込まれており、グリエルにとっては7年間所属していたアストロズの先発一塁手の座を失った。米経済誌「フォーブス」はキューバの至宝と呼ばれたグリエルの去就に注目している。

 グリエルは昨季146試合出場して打率.242、8本塁打、53打点。2021年に首位打者に輝いたものの、衰えを感じさせるシーズンとなってしまった。6月9日には39歳。同誌は「契約先がどのチームであれ、先発の座を掴むことには苦労するだろう」とベテランの厳しい現状を指摘した。

 それでも、昨年のポストシーズンでは49打数17安打の打率.347でチームの世界一に貢献。2017年のワールドシリーズ制覇にも貢献しており、地元ファンの間では人気選手ということもあり「アストロズは人気のベテランを控えとして再契約したいと思っている」とも言及している。

 アストロズの控え選手として再契約するのか、それとも新天地を選ぶのか。いずれにしても厳しい“生存競争”が待っていると言って良さそうだ。

(Full-Count編集部)

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