性的暴行で“戦力外”バウアーとは「誰も契約しない」 厳しい再起…メジャーの「お荷物」

ドジャースからDFAとなったトレバー・バウアー【写真:Getty Images】
ドジャースからDFAとなったトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

ESPNが球団首脳や代理人にアンケート「誰も彼にはノータッチだろう」

 ドジャースから事実上の戦力外「DFA」となったトレバー・バウアー投手は、再起へ茨の道を歩むことになりそうだ。米スポーツ局「ESPN」では、今後の去就について展望。アンケートをとったメジャー球団首脳や代理人からは厳しい声が多数を占めた。

 バウアーはレッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞を獲得。翌年にドジャースに加入し「2021年夏の時点では、バウアーはキャリアの絶頂期を迎えていたかに思えた」とESPNは振り返る。ただ、直後に暗転。女性から性的暴行の被害を訴えられ、事件に発展。2022年4月に324試合の出場停止処分を科された。同年12月には処分が194試合に軽減されたが、結局昨季は全休。ドジャースからも放出されることになった。

 ESPNのアンケートによると、ある球団GMは「誰も彼とは契約しないと思う」と断言。代理人のひとりも「誰も彼にはノータッチだろう」とみる。「あのタイプのお荷物と契約する場合、更生したことを周囲に説得して回らなくてはいけないだろう。彼はそうするよう指導できるタイプではない」という声もあった。

 その一方で「興味を持つチームはいくつかあると思う」と見据える代理人の存在も。球団幹部のひとりは「彼をピッチングだけで評価するチームはあるだろう。周囲の批判には後で対処するとしてね」との希望的観測を述べたという。

 ただ、いずれにしろメジャーでの選択肢が多くないのは事実。そんな中、ワシントン・ポスト紙は「バウアーは海外で、例えば日本や韓国で契約を模索することもできる」と指摘。メジャーで路頭に迷い、海を渡る決断をするのか。バウアーの去就に注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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