侍で大谷翔平に期待される“イチロー的”コミュ力 宮崎での食事やゲーム交流も?

侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】

エンゼルスではフレッチャーらと携帯ゲームで結束

 野球日本代表「侍ジャパン」では否が応でも超マルチな役割が期待されそうだ。エンゼルス・大谷翔平投手のことだ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に初参戦。一部メンバー12選手が先行発表された6日の記者会見には栗山英樹監督と出席し、「素晴らしい選手が集まってくれている。優勝だけ目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

 昨季もメジャー選手を圧倒した投打の二刀流。WBCの決勝戦は米国時間3月21日。エンゼルス開幕戦(30日のアスレチックス戦)の9日前まで行われることを考えれば、注目の起用法は「先発投手+指名打者」が有力視される。ただ、投打だけじゃない。

 日系選手のラーズ・ヌートバー(カージナルス)の侍ジャパン入りが内定。母は日本人だが、日本語を話せないという。ここで頼りになるのが大谷だ。エンゼルスでは水原一平通訳、デビッド・フレッチャーらと携帯ゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」で交流。元々、“クラロワ”は中田翔ら日本ハム内で流行っていたものを、エンゼルスに持ち込んだそうだ。

 ここからは想像の域を出ないが、大谷が流暢な英語でヌートバーを誘って、水原通訳や元チームメートの近藤健介らと対戦する――。大谷は「宮崎はフェニックス・リーグとかで少しお邪魔したことはある。行ったことない人よりかは、おいしいお店を知っているかもしれない。行ってみたい」と外食にも意欲的だったが、ふとした時のゲーム交流だってチームの結束を深めるに違いない。

他の代表選手とのコミュニケーション「とりあえず最初は全員敬語から入りたい」

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