幕張の海を守る「安全アーチ」 昨季16HRのロッテ22歳がポスター起用で心の俳句

千葉海上保安庁のポスターに起用されたロッテ・山口航輝【写真:球団提供】
千葉海上保安庁のポスターに起用されたロッテ・山口航輝【写真:球団提供】

「千葉の海 安全アーチ 打ち放て」山口渾身の一句 過去には安田、藤原ら

 ロッテは13日、千葉海上保安庁のポスターに山口航輝外野手が起用されることを発表した。2022年は小島和哉投手、2021年は安田尚憲内野手、2019年は藤原恭大外野手ら主に若手が過去に起用されてきたが、2023年は昨季16本塁打を記録した山口が選出された。

 山口といえば、俳句が得意。13歳の時に応募した「第26回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。プロ初本塁打を放ったときには伊藤園から「お~いお茶」のペットボトル5ケースが提供された。今回も「千葉の海 安全アーチ 打ち放て」と渾身の一句。球団を通じて「目標に掲げる30本塁打を打って、メッセージもしっかりと伝えることができればと思っています」とコメントした。

 幼少期から海で遊ぶことが多かったといい「海にまつわるポスターに起用していただき嬉しいです。高校の時も休みになれば海に行っていましたし、大阪でも家族と海水浴にいくのが大好きでした。小さい時から水泳もしていたのでクロール、平泳ぎは得意な方です」と茶目っ気たっぷりに明かしていた。

 海上保安庁は、海難事故、密漁や密航・密輸などの事件情報の通報先として、2000年5月から、海上保安庁緊急通報用電話番号として「118番」の運用を開始。「118番」の周知活動の強化を続け、海の安全安心を確保するため、ポスターを制作。啓発活動の中で、ポスター約2000枚は千葉県内の公共交通機関、公共施設などに今月から掲示されていく予定だ。

(Full-Count編集部)

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