447億円白紙で「母と父が一緒になって泣いていた」 お騒がせコレアが明かした心境
ツインズと6年255億円で合意したコレアに米メディアがインタビュー
カルロス・コレア内野手が11日(日本時間12日)、昨季プレーしたツインズの“再入団会見”を行った。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」がインタビューを掲載。ジャイアンツとの破談について両親が泣いていたことなどを赤裸々に明かしている。
FAのコレアは、まずジャイアンツと13年3億5000万ドル(約447億6000万円)で契約合意したが決裂。その後メッツと結んだ12年3億1500万ドル(約402億8400万円)も破談になった。両チームは、コレアの身体検査の結果、右足首の長期間の耐久性に疑問を投げかけていたという。そしてコレアはツインズと6年2億ドル(約255億7800万円)で合意。お騒がせ男は結局“元サヤ”に戻った。
「ジ・アスレチック」は13日(同14日)に、コレアに25分間の電話インタビューを行った。懸念を示された足首について、コレアは「ジャイアンツは足首の専門医を身体検査に起用した。そしてメッツも同じ専門医を起用した。当然、身体検査を通過するわけがない」と説明した。
またジャイアンツと破談になったときの状況を聞かれると「部屋に戻り、家族全員が部屋にいたので単刀直入に『身体検査に問題があり、契約は結べない』と言った。家族は笑いながら『冗談言っているよね?』と言ったから、『いや、私は真剣に言っているんだ』と答えた。少しの間沈黙が流れた。その後、母が目に涙を浮かべていたことに気が付いた。母はその場を立ち去って20分後に戻ってきたが、今度は父も一緒になって泣いていた」と家族が悲しんでいたことを明かした。
さらに、この状況について「ジャイアンツと契約が成立しなかったと分かったことより、家族の悲しんでいる姿を見る方が自分にとって辛かった。私は全てのことを、家族の為にやる。野球を始めたのも、家族を貧困から救うためだった」とコレア。舞い戻ったツインズで、家族のためにプレーする。
(Full-Count編集部)