ヌートバー「母が家で国歌を歌うので」 君が代を練習中…侍J合流が「待ちきれない」

カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

本拠地で行われた球団イベントに参加、WBC侍ジャパンは「とても名誉のあることだ」

 野球日本代表「侍ジャパン」に日系選手として初めて招集されるラーズ・ヌートバー外野手は15日(日本時間16日)、本拠地で行われたカージナルスの球団イベントに参加した。報道陣の取材に応じ、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表入りすることについて「控えめに言っても、とても名誉のあることだ。私はとてもとても興奮している。(選出は)当然のことではない」と喜びを語った。地元放送局「KSDK」のニュース番組「5 On Your Side」が伝えている。

 ヌートバーの母が埼玉・東松山市出身。早実の斎藤佑樹投手ら高校日本代表が渡米した際、ヌートバー家は高校球児を受け入れるホストファミリーの1つで、当時9歳の野球少年だったヌートバー少年は大会期間中にバットボーイを務めていた。「母にとって特別なことをできるのは本当に嬉しいこと。当然、自分にとっても素晴らしいことで、日本を代表して、プレーすることが待ちきれない」と日本代表でのプレーを心待ちに。「自分はお母さんっ子だから、母のために何かをして、笑顔になってくれることは、とてもクールなことだ」と語っている。

 昨季中に日本代表入りを打診されたという。「シーズン中から待ちわびていた。『チャンスがある、チャンスがある』と。電話をもらった時は良かった」。日本語についても「少しトライしてみる。1か月で言語を学ぶのは難しいが、最善を尽くす」と勉強するつもりで、「母が家で日本の国歌を歌うので、復唱するような小さな練習はしているんだ」とコメントしている。国際大会では試合前に国歌を歌う機会がある。日本愛を示すヌートバーに注目だ。

(Full-Count編集部)

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