223勝右腕への“セコい”再契約の思惑に不満噴出 「愚かだ」「貧乏球団」

ロイヤルズからFAとなっているザック・グリンキー【写真:Getty Images】
ロイヤルズからFAとなっているザック・グリンキー【写真:Getty Images】

グリンキーがロイヤルズと再契約なら格安で出来高重視か

 通算223勝を誇るザック・グリンキーに対し、ロイヤルズの“セコい思惑”に不満が噴出している。カナダメディア「ザ・スコア」が、再契約する場合は格安で出来高を重視しようとしていることを報じると、ファンは「これは愚かだ。とにかく払っとけばいいんだよ。投手陣は粒ぞろいというわけではない」「球団フロントは、ファンが欲しいものをまるで理解していない」との声が上がった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、「ロイヤルズは必ずしもグリンキーを必要としているわけではない。球団幹部は、FAで獲得したライアン・ヤーブローとジョーダン・ライルズがあわせて300投球回を記録してくれると予想している」という。

 12月下旬にライルズが2年1700万ドル(約22億1000万円)で契約したことに触れ「ロイヤルズが恐れているのは当時も今も、先発投手のマーケットの急騰を反映するような契約をグリンキーが欲しがること。つまり彼らの手に届かない類の契約だ」と指摘する。

 また関係者の話として「グリンキーが(ロイヤルズに)復帰するためには、低年俸を恐らく受け入れる必要がある。投球回数をもとにした出来高と共に金額は増すことになり得る」と伝えた。

 これまで6球団で通算223勝のレジェンド右腕。昨季は2度の故障者入りがあったが、26先発(137イニング)で4勝9敗、防御率3.68、WHIP1.34をマークしている。ファンも「(ロイヤルズは)哀れだ」「最近は貧乏球団だ」「ジョン・シャーマン(球団CEO)はチームを助けるためにお金を使いたがらない。悲しいよ!」と嘆く一方で「怒る人がいるのはわかるけど、これは賢いビジネスだよ。彼は昨年2度負傷者リスト入りしている」といった意見もあった。

(Full-Count編集部)

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