東海大相模に「来た意味がない」 4季連続逃した甲子園…再確認した“当たり前の徹底”

東海大相模の主将・及川将吾【写真:大利実】
東海大相模の主将・及川将吾【写真:大利実】

 敗戦後、選手間ミーティングでキーワードに挙がったのが「当たり前の徹底」だったという。

「野球でも生活でも、当たり前のレベルをどこまで上げられるか。たとえば、カットプレーでは真っすぐのラインを作ること、胸に投げること、タッチを強くすることなど、基本的なプレーの精度を上げる。できていなければ、味方同士でしっかりと言い合う」

 守りの隙が敗戦につながることを、夏も秋も体験している。

「あとは、生活面の乱れが出ると、練習試合も含めて負けるケースが多かったので、改めて徹底するように心がけています」

 12月になると、グラウンドには数えきれないほどの枯れ葉が落ちるが、朝の自主練習のときに定期的に掃除をして、戦いの場を整える。

「寮の部屋も整理整頓が苦手な選手がいるので、自分が見回りをして、声をかけるようにしています。脱いだスリッパをちゃんと並べたり、トイレを磨いたり、そういうところが本当に大事だなと負けるたびに実感するようになりました」

理想の1番打者像を追求する山内教輔

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