12万円から40億円へ衝撃の大出世 2度の“戦力外”から「なんて素晴らしい物語」

レイズのジェフリー・スプリングス【写真:Getty Images】
レイズのジェフリー・スプリングス【写真:Getty Images】

レイズはスプリングスと4年40億円で契約延長した

 レイズPR部門の公式ツイッターは、左腕ジェフリー・スプリングスと2026シーズンまでの4年契約を結んだことを発表した。2027年のチーム側のオプションも含まれる。MLB公式サイトのエグゼクティブ・レポーターであるマイク・フェインサンド氏によれば、4年3100万ドル(約40億円)の延長契約だった。

「バリースポーツ・フロリダ」でレイズのレポーターを務めるトリシア・ウィテカーは、“不屈の努力の物語”として、スプリングスの大出世を伝えた。2015年にレイズにドラフト30巡目で指名され、1000ドル(約12万円)で契約。2019年にレンジャーズにDFAされ、2020年にレッドソックスにトレード移籍して代替練習地とメジャーを行ったり来たり。レイズ時代の2021年に前十字靭帯を損傷し、2022年に先発ローテーション入りして、2023年に大型契約をつかんだ。

 フェインサンド氏はある情報筋の話として、契約の詳細について「2023年400万ドル、2024年525万ドル、2025年1050万ドル、2026年1050万ドルを得る。2027年はチームが1500万ドルで契約する権利を持ち、この権利を行使しない場合は750万ドルでチームが契約を買い取る」と明かした。

 レイズの試合前・試合後番組の司会ニール・ソロンズ氏も「レイズに関する大ニュース。スプリングスの契約は、(2027年の)チーム側オプションが行使され、かつ設定した投球回数に届き、かつサイ・ヤング賞絡みの段階的昇給が実現すれば、最大6575万ドル(約85億円)になる」と説明した。

 ファンも「彼はキャリアで2度DFA(メジャー契約解除)されている。運が巡ってきてよかった」「なんて素晴らしい物語だ」「堅実な契約」「素晴らしいニュース! 見事な投球が評価されてよかった」「スプリングスはホンモノ。これはチームにとってお買い得」「3年間3チームで冴えないリリーフだったが、オールスター級の先発投手になって大金を得た」と祝福の言葉が並んだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY