ア軍エース左腕放出で藤浪晋太郎“格上げ” 開幕カードで大谷翔平との対戦現実味

アスレチックス・藤浪晋太郎(左)とコール・アービン【写真:ロイター、Getty Images】
アスレチックス・藤浪晋太郎(左)とコール・アービン【写真:ロイター、Getty Images】

左腕アービンをオリオールズとの交換トレードで放出した

 アスレチックスは26日(日本時間27日)、昨季9勝の左腕コール・アービンと右腕カイル・バービツキーをオリオールズに放出し、代わりに期待の若手内野手ダレル・ハーネイズを獲得したと発表した。先発ローテーションの一角が抜け、再編は必至。藤浪晋太郎投手が、大谷翔平投手の所属するエンゼルスとの開幕カードで登板する可能性も高まっている。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」もこのトレードを「驚きだ」と報じた。一方で「このチームは1年間ロースターを解体し続けていたので、その方向性を維持することは驚きではない。マット・チャップマン、マット・オルソン、ショーン・マネイア、クリス・バシットの全員が2022年開幕直前にトレードされ、フランキー・モンタスはシーズン半ばにトレード、そしてショーン・マーフィーも冬の間にトレードされている」と現状を説明した。

 アービンについては「この先まだ4年間アスレチックスの支配下にあったので急いで出す必要はなかったが、今季後のオフには年俸調停対象となり年俸が大きく上がる可能性があった。どうやらアスレチックスは将来を見据えた動きとして、早めにロースターから放出していいと思うほど気に入るオファーをもらったようだ」。オリオールズではギブソンともにローテーションの1、2番手を構成することになるだろうと記事は予想している。

 アービンがいなくなったアスレチックスはローテーションは「オフに契約した藤浪とドリュー・ルシンスキー、昨季から残るメンバーのポール・ブラックバーンとジェームズ・キャプリーリアンで構成され、その他シーズンが進むに連れて大勢の実績のない選択肢がプレー時間を争うことになる」という。藤浪の“格”は上がるだけに、いきなり大谷との対決が実現する可能性も。どこでデビューマウンドを踏むのか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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