金満メッツ、首位打者を“格安”で引き留め成功 MLB公式「金額はすずめの涙」

メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】
メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】

昨季打率.326で首位打者のマクニールが4年65億円でメッツと契約延長

 メッツが昨季ナ・リーグ首位打者のジェフ・マクニール内野手と4年5000万ドル(約64億9000万円)の延長契約に合意した。現在は身体検査の結果待ち。MLB公式が情報筋の話として報じた。メッツにとって、昨季打率.326で30歳の正二塁手ということを考えれば“格安”での引き留めに成功した。

 3月に開催されるWBCの米国代表として出場する意向も表明しているマクニールに「昨季メジャーで最も有能な打者で、複数のポジションを守れる上に、バットでボールを捉える技術に長けた才能あふれる生え抜き選手がしばらくはフラッシング(メッツの本拠地のある町)に残ることになる」とMLB公式。2026年までの契約で、2027年はチーム側オプションもついており、最大6375万ドル(約82億8000万円)になる内容の見込みだ。

 メッツは今オフ、「MLB史上に残る気前の良さを発揮してきた」と評されたように、千賀滉大投手ら大型補強を繰り返してきた。残る課題とされていたのが、チームの核となるマクニールとピート・アロンソ内野手の契約延長のみだった。「マクニールとの契約をまとめることで、チームは彼がこの先2年間年俸調停を経て得られるであろう以上の額を保証し、マクニールにしてみれば32歳で初めてFA市場に出るというストレスが取り除かれた」と記事は分析する。

 そのため、この契約は両者の理にかなっており「マクニールは将来的な稼ぎの一部を犠牲にして今の昇給を選び、メッツ側としては昨年のMLB首位打者を年平均1250万ドル(約16億2000万円)で確保できた。この金額は、マクニールが一流の打者として実績を残していることを思えばすずめの涙にすぎない」と表現した。

(Full-Count編集部)

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